@techreport{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00000072, author = {神藤, 誉武}, month = {Feb}, note = {本論文では、イェヘズケル・カウフマン(1889-1963)が近代聖書学に見た根本問題について考察する。この根本問題は、当時の主流であったユリウス・ヴェルハウゼンのイスラエル宗教史研究に顕著に表れていた。ただ、カウフマンが指摘したのは、聖書学固有の問題だけでなく、宗教史及び宗教書を歴史的立場から研究する宗教学、宗教史学、古典学の問題でもある。しかし、彼の著作はどれもヘブライ語で書かれているため、これまで、日本の読者はもちろん、欧米の学者の目に留まることもほとんど皆無であった。従って、カウフマンの近代聖書学批判を再考する本論文が、聖書学、ユダヤ学、一神教学のみならず、宗教学、宗教史学、古典学に携わる読者の一助となればと願っている。本論文では、最初に、カウフマンの断片的プロフィールを提示する。次に、ヴェルハウゼンの学説を概観し、そして、カウフマンのヴェルハウゼン批判を、(1)『モーセ五書』とくにいわゆるP資料の年代推定について、(2)近代聖書学に潜在するキリスト教的偏見について、(3)近代聖書学の哲学的前提の問題について、の順で論じる。, application/pdf}, title = {カウフマンの見た近代聖書学の根本問題 : イェヘズケル・カウフマンのヴェルハウゼン批判より}, year = {2007}, yomi = {ジンドウ, ヨブ} }