@techreport{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00000568, author = {小野, 文生 and Ono, Fumio}, month = {Mar}, note = {『神の王権』を主とするマルティン・ブーバーの聖書学的著作を取り上げ、そこで展開されたヴェルハウゼン批判の内実とその根拠を跡づけることで、ブーバーの聖書解釈のエッセンスを聖書学的文脈において明らかにする。続いて、ブーバーの聖書解釈の原理と彼の哲学・思想全般との内的連関、および同時代思潮との照応を、より広い思想史的文脈のなかで論究する。ブーバーは聖書の起源に〈声〉を見出し、〈声〉の発生と伝承の「形態(ゲシュタルト)」を問題にする。そして、テクスト読解から立ち現れる「形態」を聖書解釈の中心に据え、あるいは聖書翻訳の原理に据える。ことばの「かたち」を問うグリムの神話学や民俗学、認識の「形態」を問うゲシュタルト心理学など近代ドイツの思潮と切りむすびながら、ブーバーの聖書解釈が、「かたちなきもののかたち」を問うひとつの哲学的原理にもとづいていたことを示す。, 特集 マルティン・ブーバーの思想とその聖書解釈の可能性 : ドイツとユダヤの間で, application/pdf}, title = {マルティン・ブーバーの聖書解釈における〈声〉の形態学 : 「かたちなきもののかたち」への問いについて}, year = {2011}, yomi = {オノ, フミオ} }