@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00028954, author = {高, 永珍 and Ko, Young-jin}, issue = {19}, journal = {同志社大学日本語・日本文化研究, Bulletin of Center for Japanese Language and Culture}, month = {Mar}, note = {本稿は、『仮名手本忠臣蔵』の韓国語訳における翻訳戦略とその形式を、長年蓄積された文化の産物としてのことわざの翻訳に着目し、その韓国語訳を分析したうえで分類し、その特徴を考察したものである。分析の結果、翻訳の傾向は直訳を主なスタンスとし、多様な形式を試みていることが明らかになった。その翻訳戦略の様相として、「直訳」の形式、「直訳+表現の変換」の形式、「直訳+表現の追加」の形式、「その他」の形式に分けられる。まず「直訳」の形式は、それに相応する韓国語のことわざを使わず、忠実に直訳した韓国語訳によって文脈から読み取る方法を取っている。次に「表現の変換」では、原典の名詞を述語句に変える例と、原典の固有語を韓国語の固有語に変える例が多く、自然な韓国語にしようとする工夫が見られる。そして「表現の追加」では、原典の前後文脈を説明する表現、副詞、擬態語を追加して文脈を鮮明にし、原典で省略されたことわざの部分を補って文脈を強調した。また「その他」は、訳注や括弧に説明したり、挿絵や四字熟語、引用記号を入れるなどの工夫を用いて、直訳しながらも読みやすく訳そうとしている。最後に、ことわざを含む原典の韓国語訳において困難な掛詞に関する例を考察し、韓国語の表現の選択と追加によって、訳文で韓国語同士が掛詞の修辞をなし、訳文の魅力を増加させている例を確認した。これは、訳者の翻訳戦略と形式の可能性及び重要性を示唆している。, 研究論文(Article), application/pdf}, pages = {29--49}, title = {『仮名手本忠臣蔵』に使われたことわざの韓国語訳 : 直訳戦略とその形式}, year = {2022}, yomi = {コ, ヨンジン} }