@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00028044, author = {殷, 文怡 and Yin, Wenyi}, issue = {15-16}, journal = {GR-同志社大学グローバル地域文化学会紀要, Doshisha Global and Regional Studies Review}, month = {Mar}, note = {本論文は日本人中国語学習者の語彙認識、特に第一言語としての日本語が第二言語としての中国語の語彙認識プロセスに与える影響について研究するものである。語彙認識プロセスの相違点と共通点を調査するとともに、初級学習者と上級学習者の比較によって、第二言語習熟度の語彙認識に対する影響も考察する。 語彙認識実験は、中国北京師範大学及び日本の日中学院において日本人中国語学習者合計61名を対象に実施し、認識時の反応時間を記録して分析した。二カ所において実施したのは、第二言語環境にいる学習者(北京師範大学)と日本在住環境での学習者(日中学院)との学習環境差の影響も考慮したためである。 今回の研究によって、ある意味でBilingual話者の語彙認識の分層構造が証明された。Bilingual話者においては、二種類の言語の語彙は、脳の中でそれぞれ存在し、リンクで繋がっているのである。言語習得の初期段階で、L2の語彙認識はL1語彙とのLexicalリンクに頼る傾向がある。つまり、Lexiconのレベルで、L2→L1のリンクが強く、それは学習者のL2語彙の学習方法によるものである。Conceptのレベルでは、概念がL1言語発達とともに発達してきたため、概念とL1語彙とのリンクはL2語彙とのリンクより強い。そして、L2言語能力の向上によって、L2と概念とのリンクも形成され、L1→L2のリンクも徐々に強くなるのである。, 論文(Article), application/pdf}, pages = {125--143}, title = {日本学生汉语词汇认知模式研究}, year = {2021}, yomi = {イン, ブンイ} }