@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00026448, author = {津田, 菜摘 and Tsuda, Natsumi and Muto, Takashi and 武藤, 崇}, issue = {1}, journal = {心理臨床科学, Doshisha Clinical Psychology : therapy and research}, month = {Dec}, note = {本研究の目的は,一般的な精神疾患というカテゴリー("精神疾患")と精神疾患に含まれる疾患(各疾患)の関係づけの強さによって"精神疾患"と各疾患のスティグマの関係が変化するかを検証することであった。精神疾患にまつわるスティグマへの介入方法は,"精神疾患"を対象とするものと各疾患を対象とするものに分けられる。"精神疾患"へのスティグマ介入では各疾患に対するスティグマ改善が検討されておらず,各疾患への介入ではコストがかかってしまう。しかし,関係フレーム理論(Hayes et al., 2001)を用いることで,"精神疾患"と各疾患の関係づけを行う段階を踏めば,"精神疾患"への介入のみで各疾患のスティグマも改善できる可能性がある。本研究では,予備研究として,各疾患が"精神疾患"であると思われている割合と,"精神疾患"と各疾患のスティグマの相関係数を用いて,両者の相関関係を検討した。その結果,関わらなければならない人が精神疾患であることを仮定した場合,各疾患が精神疾患であると回答した人数(%)と"精神疾患"と各疾患のスティグマの相関係数が相関することが明らかになった(r=0.62,p<.01)。一方,家族や友人においては有意傾向にとどまった(友人:r=0.41,p<.10,家族:r=0.45,p<.10)。これにより,関わらなければならない人においては,各疾患が"精神疾患"だと思うほど,"精神疾患"と各疾患のスティグマの相関が強いことが明らかになった。そのため,関わらなければならない人においては,精神疾患と各疾患の関係づけを強める段階を含めることで,スティグマへの介入が効率的に実施できる可能性が示唆された。因果関係の検証や,潜在指標の使用など,さらなる研究の必要性が示された。, 研究論文, application/pdf}, pages = {19--30}, title = {関係フレーム理論に基づいた精神疾患のスティグマ介入に向けた予備的研究}, volume = {8}, year = {2018}, yomi = {ツダ, ナツミ and ムトウ, タカシ} }