@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00023770, author = {原田, 朋子 and Harada, Tomoko}, issue = {14}, journal = {同志社大学日本語・日本文化研究, Bulletin of Center for Japanese Language and Culture}, month = {Mar}, note = {接尾辞「的」に関する先行研究は多く見られるが、同じ語基をもつ場合、連体修飾としてはたらく際の「-的φ」と「-的な」について、それぞれの使用範囲に何らかの制限があるのか、意味的な差異があるのかについては、十分に研究されていない。また、一般的に日本語母語話者はこれらを感覚的に使い分けていることが多いが、そのような判断は日本語学習者にとっては難しい。そこで、本稿では、日本語母語話者がどのように「-的φ」と「-的な」を選択しているのかを調査するために、まず「近代的(な)」を例に、アンケートによって、傾向を考察した。その結果、日本語母語話者がどちらを選択するかは、臨時一語として認識した場合や、文脈上の漢語連続等のバランスから決定されることが多いことが分かり、意味的観点からは「近代的な」の方に「近代的φ」より、やや幅の広さが認められた。次に、計量的分析によって、「基本的φ」及び「基本的な」のように「-的φ」と「-的な」のどちらの形も同程度の頻度で使用される傾向があるタイプと、「社会的φ」、「経済的φ」のように「-的φ」の形の方が多く使用されるタイプと、「具体的な」、「代表的な」のように「-的な」の形で多く使用されるタイプがあることが確認できた。また、「社会的地位」、「経済的(な)理由」、「代表的な例」、「代表的なもの」のようなセットで、繰り返し使用されるものがあることも併せて指摘した。, 研究論文(Article), application/pdf}, pages = {1--27}, title = {接尾辞「的」の連体修飾用法 : 「--的φ」と「--的な」に関する一考察}, year = {2016}, yomi = {ハラダ, トモコ} }