@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00023659, author = {Muto, Takashi and 武藤, 崇}, issue = {1}, journal = {心理臨床科学, Doshisha Clinical Psychology : therapy and research}, month = {Dec}, note = {本事例研究の目的は,認知症高齢配偶者を介護する80才男性の介護負担感の軽減と生活の質(QOL)の向上に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の効果を検討することである。セッションは,クライエントが居住する介護付有料老人ホームの集会所にて,毎週1回60分,初回面接を含め全12回(3ヵ月間),無料で実施された。「バイオ・サイコ・ソーシャル」モデル,ACTの「ヘキサフレックス」モデル,そして認知症介護者援助に特化した「D.A.N.C.E.」モデルによる,階層的かつレイヤー的なケース・フォーミュレーションが実施され,その結果,認知症の妻との社会的関係の改善が主たる標的とされた。アウトカム指標は,Zarit介護負担尺度(短縮版),WHO・QOL26,最大リアプノフ指数,自律神経バランスであり,プロセス指標は,Acceptance and Action Questionnaire-Ⅱ(7項目版),Cognitive Fusion Questionnaire(13項目版)であった。また,社会的妥当性の指標は,クライエントの介入に対する満足度,クライエントから施設スタッフへの要望件数であった。本介入の結果,アウトカム(ただし,生理指標を除く),プロセス,社会的妥当性の指標に有意な変化が生じた,あるいは良好な状態のままであった。以上の結果に対して,エビデンスに基づく心理学的実践という観点から考察が加えられた。, 研究論文}, pages = {3--33}, title = {認知症高齢配偶者を介護する男性の介護負担感の軽減と生活の質の向上に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT) : エビデンスに基づく心理学的実践}, volume = {5}, year = {2015}, yomi = {ムトウ, タカシ} }