@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00023219, author = {原田, 朋子 and Harada, Tomoko}, issue = {13}, journal = {同志社大学日本語・日本文化研究, Bulletin of Center for Japanese Language and Culture}, month = {Mar}, note = {語基と接尾辞「的」との関係を論じた研究は多く見られ、連体修飾としてはたらく際の「-的な」と「-的φ」の形については、「-的φ」は主に新聞などのかたい文体で使用される傾向があることがこれまでに指摘されている。しかし、「-的な」と「-的φ」の違いの詳細は、特に意味的観点からは明らかではない。そこで、本稿では、語基「男性」「女性」を一例に、「-的(な)」に関する現象を考察した。まず、「男性的」「女性的」の後接形態から、活用語尾「な」がある形で連体修飾としてはたらく規定用法が圧倒的に多いことを明らかにした。一方で、「男性的φ + 体言」「女性的φ + 体言」の形は、臨時一語と位置づけた。臨時一語の用例数は、活用語尾が備わっている場合と比べ多くはない。また、「男性的φ」及び「女性的φ」と「男性的な」及び「女性的な」に後接する語の語種には差異が認められ、前者に対し、後者のほうは借用語だけではなく、固有名詞を含む固有語など、多くの語種とむすびついていた。接尾辞「-らしい」と置換可能かどうかという手法で、意味的観点から実際の用例における現象を分析した結果、「男性的(な)」及び「女性的(な)」の「-的(な)」に多様な意味を見出した。さらに、「男性的な」「女性的な」と「男性的φ」「女性的φ」の間には、僅かな違いも認められた。形態的観点からも意味的観点からも、「男性的な」及び「女性的な」は、「男性的φ」「女性的φ」よりも幅広く、自由に使えるようである。, 研究論文(Article), application/pdf}, pages = {45--70}, title = {接尾辞「的」に関する一考察 : 「男性的(な)」と「女性的(な)」を例に}, year = {2015}, yomi = {ハラダ, トモコ} }