@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00023218, author = {オーバーヴィンクラー, ミヒャエラ and Oberwinkler, Michaela}, issue = {13}, journal = {同志社大学日本語・日本文化研究, Bulletin of Center for Japanese Language and Culture}, month = {Mar}, note = {「日本人はなぜ私たちと違う悲しみ方をするのか。」これは東日本大震災直後の日本人の行動に対し、ドイツ-メディアが投げかけた問いである。こうした疑問に対しこれまでの心理学の研究成果は、いくつかの基本的な感情があらゆる文化に普遍的である一方、感情の表出はその人が属する社会や文化の影響を色濃く受けていることを示唆している。もし震災の悲劇に直面する日本人を見たドイツ人が感じたように異なる文化圏に属する人々が「異なる悲しみ方」をするならば、その違いは言語表現にも自ずと反映されているはずであり、言語表現が持つ意味的・構造的制約が感情表出の在り方にも影響を与えているはずである。本稿では、コーパス調査に基づく感情の言語表出を比較する試みについて調査方法とその分析、そして問題点について述べる。本調査では「悲しむ人の言語表現」として自死遺族によるウェブ上での書き言葉を調査対象とし、ウェブ上の日独の自死遺族掲示板を基にコーパスを構築した。このコーパスを日本語の大規模コーパスである「現代日本語書き言葉均衡コーパス」と「筑波ウェブコーパス」と比較し、後悔の「てしまう」、被害の受身文、使役文の3 つの構文の使用傾向が特徴的であると結論づけた。また、日独二言語の自死遺族掲示板コーパスを比較し、特に比喩の使用や人称表現、語りかける対象にそれぞれの言語・文化の特徴が反映されることを示した。, 研究論文(Article), application/pdf}, pages = {25--44}, title = {日本人はどう悲しむか : 日独の自死遺族掲示板コーパスと均衡コーパスを用いた「感情」の言語表現比較の試み}, year = {2015} }