@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00022516, author = {茂本, 由紀 and Shigemoto, Yuki and Muto, Takashi and 武藤, 崇}, issue = {1}, journal = {心理臨床科学, Doshisha Clinical Psychology : therapy and research}, month = {Dec}, note = {本稿では,認知行動療法の1つであるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Commitment Therapy;ACT)で使用される脱フュージョン(思考による囚われを減少するプロセス)・エクササイズの作用メカニズムについての検討を行った。茂本・武藤(2012)は,脱フュージョン研究として,脱フュージョン・エクササイズの作用メカニズムについての仮説を呈示しているが,仮説の検証は行われていない。そこで本稿では,脱フュージョン・エクササイズの作用メカニズムの仮説の検証を行うことを目的とした。 本稿では,仮説に沿った順序でエクササイズを実施する順序群と,順序群と逆の順序でエクササイズを実施する逆順序群,そしてエクササイズを実施しない統制群の3群を設定し,不快な言葉に対する脱フュージョンの促進の程度について検討を行った。その結果,順序群は思考への囚われが弱まり,周囲の環境に注意が向けられるという結果が得られた。一方,逆順序群では,不快な言葉を回避することで,言葉の不快度を下げているという結果が得られた。これらの結果より,脱フュージョンのメカニズムの仮説が一部支持された。これより,行動の制御主体に関するルールを低減するには,刺激の嫌悪性を低減させ,思考・感情はプロセスであることに気づくための脱フュージョン・エクササイズが必要となる可能性が示された。, 研究論文, application/pdf}, pages = {13--26}, title = {脱フュージョン・エクササイズの作用メカニズムの検討 : 3つのエクササイズの順序効果について}, volume = {3}, year = {2013}, yomi = {シゲモト, ユキ and ムトウ, タカシ} }