@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00022487, author = {矢野, 環 and Yano, Tamaki and Iwatsubo, Takeshi and 岩坪, 健 and Fukuda, Tomoko and 福田, 智子}, issue = {3}, journal = {社会科学, The Social Science(The Social Sciences)}, month = {Nov}, note = {竹幽文庫蔵『源氏千種香』は、『源氏物語』五十四帖にちなんだ五十四種類の組香の作法を記した伝書である。安永二年(一七七三)の自叙をもつ。菊岡沾涼著『香道蘭之園』所収本は、元文二年(一七三七)頃の成立だが、桐壺香・夢浮橋香がない。そこで、箒木香・梅枝香・玉鬘香・若菜下香について、さらに両者を比較したところ、組香の方法は、蘭之園本に比べ、竹幽本の方が総じて複雑になっていることがわかった。また、物語の内容と合わない箇所が少なくない蘭之園本に対し、竹幽本は、物語に合わせて手直ししていることが認められる。すなわち、蘭之園本は、『源氏小鏡』(第一系統)を参照して作成されているようであるが、竹幽本は、『源氏小鏡』(第二系統)、あるいは『源氏物語』そのものに拠っていると考えられるのである。, 資料(Material), application/pdf}, pages = {27--51}, title = {竹幽文庫蔵『源氏千種香』の紹介}, volume = {43}, year = {2013}, yomi = {ヤノ, タマキ and イワツボ, タケシ and フクダ, トモコ} }