@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00021876, author = {浜本, 一典 and Hamamoto, Kazunori}, journal = {一神教世界, The world of monotheistic religions}, month = {Feb}, note = {法は、定められた範囲内で一律に適用されることが予定されている。だが場合によっては、法の厳格な適用が人間に著しい困難をもたらしかねない。そのような問題意識から、特別な状況下で例外的に法規の適用の制限を認める理論がイスラーム法学において提唱されてきた。一定の場合に義務が免除され禁止が解かれることは、啓示の中で明らかにされている。しかし必要性の法理は、たとえ明文が存在しなくても、必要な場合には義務の免除や禁止の解除を認める理論である。それゆえ、この理論はシャリーア解釈に柔軟性を持たせ、時代と場所に応じた文脈的解釈を可能にする。問題は、この法理の妥当性である。この法理は必ずしも啓示の字義に反するわけではないものの、用い方次第では啓示が蔑ろにされる。これは、ユダヤ教やキリスト教にも見られる啓示と理性に関する議論、また西洋の法哲学における自然法思想と法実証主義の対立とも通底する問題である。, application/pdf}, pages = {27--38}, title = {シャリーア解釈における必要性の法理 : その意義と問題点}, volume = {1}, year = {2010}, yomi = {ハマモト, カズノリ} }