@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00020436, author = {西村, 和代 and Nishimura, Kazuyo}, issue = {2}, journal = {同志社政策科学研究, Doshisha University policy & management review}, month = {Dec}, note = {本稿は、ソーシャル・イノベーションの観点に基づき、生活者自らが内発的に行う食育が、食の主権回復へとつながっていくことを検討するものである。まず、先行する研究として環境教育における食農教育を取り上げた。その上で食育においてソーシャル・イノベーションの観点を持つことの意味について論じた。続いて、近年注目されている食育を問いなおすため、食育を概観し、食育とは何かを検討した。とりわけ国民運動として推進される食育政策の展開と限界を詳述し、現代人の「自己家畜化」の議論につなげた。また、食育が学校教育の中でどのように取り組まれているかについて述べた。さらに、消費者の運動の中にみる食育に触れ、生活者運動への展開について論じ、「食の主権」回復運動としての食育を検討した。なかでも、“食の植民地化"や「自己家畜化」からの脱却の必要を指摘し、ハバーマスの「システム対生活世界」の論考を援用した。最後に、現代社会の諸問題を解決する根本に食の問題があることを改めて提示し、食育にソーシャル・イノベーションの観点が不可欠であること、また「ローカル」からイノベーションの実践を展開していくことの重要性について述べた。, 論説(Article), application/pdf}, pages = {57--76}, title = {生活者による「食の主権」回復運動としての食育 : ソーシャル・イノベーションの観点から}, volume = {10}, year = {2008}, yomi = {ニシムラ, カズヨ} }