@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00020358, author = {王, 昭武 and Wang, Zhaowu}, issue = {5}, journal = {同志社法學, The Doshisha Hogaku (The Doshisha law review)}, month = {Nov}, note = {中止犯の法的性格は中止犯の基本問題であり、それをどのように理解するかについては、犯罪論における基本的立場の相違に基づいて、政策説、違法性減少説、責任減少説、違法性・責任減少説、総合説などさまざまの見解が主張され、今なお決着がついていないのが現状である。本稿は、違法二元論および規範的責任論の立場から総合説を採用したい。具体的にいえば、「任意性」・「危険の消滅」は違法性の減少を、「任意性」・「中止行為」(すなわち、任意的中止行為は行為有価値の行動であり、そこから反規範性からの脱退が見られる)は責任の減少を、「任意性」・「中止行為」・「危険の消滅」(すなわち、任意的中止行為によって既遂結果発生の危険を消滅させたことは立法者の犯罪防止の目的を実現したものであり、政策的に賞賛すべきことでもある)は政策的考慮をそれぞれ根拠づけると思う。さらに、総合説の中での法律説と政策説の関係について、政策説は法律説の補充的な存在ではなく、むしろ法律説の根幹にあるものと主張したい。, 研究ノート(Note), application/pdf}, pages = {217--275}, title = {中止犯の法的性格についての一試論(二・完)}, volume = {60}, year = {2008}, yomi = {オウ, ショウブ} }