@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00020284, author = {本多, 幸子 and Honda, Sachiko}, issue = {2}, journal = {同志社政策科学研究, Doshisha University policy & management review}, month = {Dec}, note = {筆者は、主婦や高齢者層など、コンピュータ社会の進展から取り残されがちな人びとのデジタル・ディバイドの解消を目指し、1996年7月に主婦を中心としたコンピュータ研究会組織「メディアMAI」を設立した。メディアMAIは、設立当初から「分かち合いの精神」を基本理念に据えた、草の根の市民団体として活動してきた。2004年7月には京都府から「特定非営利活動法人メディアMAI」として認証を受け、法人格を取得し、現在も京都市において活動を続けている。約10年におよぶその活動に通底していたのは、活動の成果を私的に利用するのではなく、直接的には主婦や高齢者層をはじめとするコンピュータないしデジタル弱者に、間接的には社会全般に、還元することで、「良き社会」の実現に寄与したいという思いである。メディアMAIは組織としては小規模であれ、志を共有する信頼関係で結ばれた水平・対等の組織で、縦の命令服従系統もないアソシエーショナルな組織である。この型の組織は、「来るものは拒まず、去る者は追わず」の高い参加離脱自由度を特徴としているがゆえに、一種の公共空間としての性格も備えている。そして、この公共空間で気兼ねもしがらみもなく、自由闊達に議論を交わし、共感と合志を培うことで、個々人の生きがいも育まれていく。筆者は自らの体験からそう確信している。筆者は女性の人生を、結婚・出産し、子育てを始めるまでの"第1ステージ"、子育てや家事が大きな比重を占める"第2ステージ"、そして子育てが終わり、家事からもほぼ解放されて、自分本来の生きがいを探求する"第3ステージ"の三段階から構成されると定義し、NPOが一種の公共空間としての性格を持ちながら、社会的価値を創造していく社会起業体への成長過程を、メディアMAIというNPOの事例に即して描き出し、"第3ステージ"にある女性の自己実現のチャンスを見出そうとするものである。, 研究ノート(note), application/pdf}, pages = {63--75}, title = {主婦の学習サークルから事業系NPOへ : NPOメディアMAIの事例}, volume = {9}, year = {2007}, yomi = {ホンダ, サチコ} }