@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00020081, author = {松島, 茂 and Matsushima, Shigeru}, issue = {79}, journal = {社会科学, The Social Science(The Social Sciences)}, month = {Oct}, note = {本稿は、2006年9月に行った中国・寧波における金型産業についてのフィールド調査の結果に基づいて、中国企業の内発的発展の可能性を考察したものである。生産面における制約要因としては、資金調達面の不足がありうるが、企業成長による内部留保の蓄積、香港・台湾から流入する資金がこれを補っている。また、村の中に発生した金型関連産業の細かな分業システムを持つ産業集積が金型産業を生み出すインキュベーターの役割を果たしているケースもあった。需要面における制約要因としては、生産能力の拡大に合わせて市場の発見がスムースに行いうるかという課題が考えられる。しかし、1990年代の日本、アメリカ、台湾から生産拠点を移した電機産業、オートバイ産業、自動車産業が先行する形で寧波の金型産業の生産を誘発している。また、外資系企業だけではなく、国内資本も同様の産業分野で立ち上がってきている。これらの要因に加えて、中国企業の内発的発展のためには、新しい状況に積極果敢に行動するアントレプレナーシップが必要である。今回のフィールド調査の観察したケースの中では工場のワーカーの経験、右肩あがりの需要の確実な伸び、古くから海外に雄飛する商人を輩出した精神的土壌が、アントレプレナーシップを育んでいることが観察された。, 研究ノート, application/pdf}, pages = {109--128}, title = {中国における産業集積の内発的発展と企業成長 : 寧波の金型企業を中心に}, year = {2007}, yomi = {マツシマ, シゲル} }