@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00019697, author = {大森, 一樹 and Omori, Kazuki}, issue = {1}, journal = {文化情報学, Journal of culture and information science}, month = {Mar}, note = {映画監督であり、かつ大阪芸術大学教授でもある大森一樹氏が、日頃の映画制作や大学での学生との関わりの中で体験したアナログ世界の重要性と、ディジタル技術の可能性について述べたもの。 情報化社会が急激に進む現代において、そのキーワードはディジタルデータであり、その対極におかれているのがアナログデータである。これらの異なったふたつのデータの最も大きな違いは、「情報量」の多さにあると、一般には言われている。小さなCDに大きなLPレコードの1.5倍の曲が入り、DVDはまさにその典型と言われる。 しかしアナログ時計の針は2本だが、そこから我々に提供してくれる情報は無限にあり、LPレコードにもCDで表現できないたくさんの情報が含まれている。瀬戸内海に沈む夕日の映像は、そこへ行かなくてもパソコンで簡単につくることができるが、それは単に「絵」が出来ただけのことで、実際の瀬戸内海に沈む夕日には時間も風も匂いもある。アナログ情報には、そういった二度と同じことの繰り返されることのない一瞬をとらえたリアリティが含まれているのである。 これからもディジタル化社会は進んでいくだろうが、重要なことは、それぞれのもつ有効性と可能性と大事なところを意識して、どちらかではなく、どちらもという視点である。それがこれからの本当の意味でのディジタル社会ではないかと思う。, 講演, application/pdf}, pages = {51--55}, title = {人間探究☆ディジタルもアナログも}, volume = {1}, year = {2006}, yomi = {オオモリ, カズキ} }