@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00018917, author = {佐藤, 厚 and Sato, Atsushi}, issue = {1}, journal = {同志社政策科学研究, Doshisha University policy & management review}, month = {Dec}, note = {近年、経営のグローバル化、経営組織の再編、あるいは「成果主義」人事管理や雇用形態の多様化が進展しているが、これらの現象がどのような連関を保ちながら進展しているのか。ある電機メーカーの事例を素材に業績管理と人事管理に焦点を当てながら解明するのがこの事例研究のねらいである。事例分析の主な結果は以下に要約される。第1に、この会社のグローバル経営を支える組織形態は、製品事業本部が商品企画、製造、販売、マーケティングまでの事業活動を担い、それを海外事業本部が調整、支援する形をとっている。第2に、業績管理の起点となる目標設定(plan部分)と業績評価基準は、事業本部→事業部→社員へとブレークダウンされるが、バランス・スコア・カード(BSC)と呼ばれるシステムがそれを支えている。第3に、業績管理の「do部分」、つまり進捗管理は、生産・販売・在庫指標で管理され、これがグローバルなレベルでのサプライ・チェーン・マネジメント体制(SCM)を支えている。第4に、業績管理の「check」部分は、BSCで重視指標が与えられるが、売上げと利益拡大がもっとも重視されている。第5に、それゆえ業績管理の過程では、現行利益と目標利益の差を埋めるためのコスト削減努力が重視されており、これは要員・人件費管理の適正化と非典型雇用の活用を促す。第6に、人事管理のしくみは、近年「成果重視」型へと変更されたが、個人の報酬が役割や目標によって決まり、また個人業績は部門業績とあわせて評価されるようになったという意味で報酬は組織の仕組みとの関連を強めているとみることができる。, 論説(Article), application/pdf}, pages = {37--59}, title = {「経営組織の変化と業績管理・人事管理〜電機メーカーの事例」}, volume = {7}, year = {2005}, yomi = {サトウ, アツシ} }