@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00015205, author = {高橋, 克紀 and Takahashi, Katsunori}, journal = {同志社政策科学研究, Doshisha University policy & management review}, month = {Dec}, note = {巻町や御嵩町の住民投票は、保守的な階層が中心となったという点で、これまでの反対運動にはない特徴があった。住民投票運動は、様々な意図が入り乱れる中で、中立的な立場によって問題を共有する場を設定できたのであり、それが迷惑施設建設をめぐる行政の独走をコントロールし得たのであった。しかし、住民投票の解釈は、賛否ともに、「近代市民」の理念に囚われる傾向がある。住民には公的な関心もあればNIMBYと呼ばれるような勝手さも含まれているのが自然である。どちらかを正義と捉える限り、議論は平行線を辿り、住民投票制度は政争の具にすぎなくなる。市民による行政の逸脱に対するリアクションは、必ずしも道徳的な文脈で語られるべきではなく、多様な戦略性を嫌うハーバーマス的な説明では(しばしば援用されるにもかかわらず)、議論を現実から遠ざけてしまう。そこで、シンボリック相互作用論に視野を拡大して、問題のコントロールという側面から、住民と行政の相互作用として、岐阜県御岳町・新潟県巻町の住民投票事例を読み直す。, 研究ノート}, pages = {295--306}, title = {住民投票の再検討 : 社会的コントロールの視点から}, volume = {2}, year = {2000}, yomi = {タカハシ, カツノリ} }