@article{oai:doshisha.repo.nii.ac.jp:00012020, author = {菊池, 静香 and Kikuchi, Shizuka}, journal = {同志社政策科学研究, Doshisha University policy & management review}, month = {Dec}, note = {現代においては、日本の河川は行政機関によって管理されているが、近世では一部の大河川では諸藩による河川改修や維持管理が行なわれていたものの、身近な川の治水・利水については地域の中で解決していた。その核となっていた組織が、生活や産業を維持するために組織された水利組織や水防組織等の地域組織であり、これらは川にかかわる地域活動の原点であった。しかし、明治以降、地域から行政機関へと次第に管理体制が移行し、特に、第二次世界大戦後の河川事業の進展と行政の権限強化は顕著で、これに伴い地域と川のかかわりが希薄になり、地域組織も形骸化を招いていった。本稿では、近世において形成された地域組織が法制度化していく過程、及び現在までの変遷を明らかにする。明治以降、国家統一行政により河川に関する法制度が整備されていくが、水利組織・水防組織に関してはどのような施策が展開されていくのか、これにより組織がどのように変化したのかを整理し、地域組織をとおして明治から現代までの官と民の関係を考える。はじめに地域組織の根拠を明確にし、明治以降から現在までの河川行政の変遷を概説する。次に水利組織、水防組織において、法制度化する以前の概況、明治期において法制度が成立する過程、現在までの変遷と実態について整理し、総括する。, 研究ノート, application/pdf}, pages = {173--186}, title = {川にかかわる伝統的地域組織の成立と変遷に関する一考察}, volume = {6}, year = {2004}, yomi = {キクチ, シズカ} }